NNSanfreによるmarusanの為のファミコン講座 その5

あのスーパーマリオを一瞬追い抜いた元祖対戦格闘ゲームである
キン肉マン マッスルタッグマッチ

キャラはキン肉マンテリーマンロビンマスクラーメンマンブロッケンJr
ウォーズマン、バファローマン、アシュラマンの8超人が2頭身で登場。
この中から2キャラを選んでタッグを組む。各超人は通常技に違いは無いが、
足の速さと必殺技が異なる。
まあ、自分もそうだが、当時のキン肉マンファンは、
主人公以上にお気に入りの超人がいる人が多かったので、
「マイキャラを選ぶ」という行為が嬉しかった。
ゲーム本編はというと、Aボタンが技*1、Bボタンがジャンプ、そしてミート君の投げる
「命の球」を取ると使える必殺技で相手をKOするまで戦う…

タッグではあるが、常に1対1。ツープラトン攻撃は出来ない(笑)
ちなみに、各超人の必殺技にはかけやすい技とかけにくい技があって、
名前だけでキン肉マンを選んだら技がかけにくくてしょうがなかった…
という落とし穴にハマることも・・・(汗)。
とにかく、キン肉マンを初めとする組み技系は弱く(決めにくい)、
ウォーズマンなど突進系は強いという特徴がありました。
…が、そんな中、別格が1人、最強の飛び道具使い、ブロッケンJrです。
その毒ガス攻撃は一度くらうともはやハメ技と化し
どんなに必死にコントローラーをバシバシ叩いても
ボタン連打されているだけで息の根を止められてしまいます
最初のキャラ選びでいかにブロッケンJrをとるかが勝負の分かれ目でした。
自分の周りでは、近づいてAボタンを押すだけでいいので、
テリーマンもみんなで取り合いましたね。
2Pゲームをやると、2P側の方はカーソルの初期位置がテリーマンの所なので、
みんな2Pのコントローラーを取りたがってましたしね(苦笑)
この2人が揃うと無敵状態になってしまうので、
テリーマンブロッケンJr」のコンビは禁止という
紳士的なルールまで飛び出しました(笑)
というか、ブロッケン自体使用不可という
「ブロッケン使用禁止令」もあったぐらいです…(笑)
そんな感じで、このゲームって、2頭身とはいえ、
ほのぼのとした中での妙な真剣さが漂ってましたよね…
家庭内で家族、友達と熱中した人も多いことでしょう…
そんな所もウケたのか、実はこのソフト、発売直後の人気がすごかったんです。
確か某ファミコン雑誌の統計で、
当時不動の人気を誇っていた
スーパーマリオ」の売り上げを抜いてしまってたんです
とはいっても、この勢いは発売直後のみ…
一週間後には「スーパーマリオ」に抜き返されていました(笑)

*1:間合いや向きでパンチやバックドロップに変化する