JT男子苦境で力 直弘爆発、逆転で3連勝

NNSanfre2005-01-23

バレーボールの第11回Vリーグは22日、
東京体育館などで男女の各4試合があった。
男子は、JTが苦しみながらも松下電器をフルセットで下して
3連勝、12勝7敗とした。
すでに、決勝ラウンド進出を決めている首位の東レ旭化成に3―1で逆転勝ち。
リーグ連勝記録を19に伸ばした。
NECは堺を3―1で下して10勝目を挙げた。
女子は、パイオニア東レをストレートで破り、
16勝3敗でトップを走っている。
シーガルズ久光製薬を3―0で退けて10勝9敗とした。
JTは第1セットを簡単に先取した後、
松下電器の強いサーブや堅い守りに苦戦をしいられた。
もたつくチームを支えたのはスーパーエースの左腕・直弘だった。
出だしから、高い打点に加えクロス、ストレートにうまく打ち分けて、
相手ブロックをほんろう。最後までペースは衰えなかった。
サベリエフと同じ18得点ながら、
バックアタック6得点はサベリエフ(4得点)を上回るなど
大事なところで強打を決めた。
15日の豊田合成戦(広島グリーンアリーナ)では、
なかなか調子の波に乗れず、途中で新人の飯塚と交代させられた。
16日のサントリー戦(同)でも攻撃の決定率は37%と不発。
この日は、そのうっぷんを晴らすような爆発ぶりだった。
実は2週間前に右足首をねんざ。
この日も、無意識にかばったため、左ふくらはぎがつってきて
調子はあまり良くなかった、という。
それでも、フルセットでの逆転勝ち。
4強争いの混戦の中で、ライバルに差をつける大切な勝利に
「苦しい試合が続いているが、勝ててうれしい」と素直に喜んだ。
そして「明日の堺戦にも勝ちますよ」と頼もしい言葉を残した。
中国新聞